この記事では、北海道の中学の内申点&内申ランクの自動計算方法や、北海道の受験生の3割が受験する北海道で最大の公開模擬試験である「道コン」の受験者のデータを元にした、ランク別の割合をご紹介します。
北海道学力コンクール事務局が発行する2022年度受験用の北海道高校ガイドブックによると、2021年1月に実施された中学3年生の「道コン」の受験者で、内申ランクG(中学の通知表でオール3)以下だった人の割合が全体の12.2%しかいないことが分かりました。
高校受験が近づいてから慌てることのないように、自分の内申点とランクを確認してみましょう。
自動計算!北海道の中学 内申点の調べ方
北海道の中学生が自分のランクを調べる時は、内申点の計算から始めます。
内申点の計算方法は、北海道学力コンクールの公式サイト(https://www.do-con.com/)を開きトップページの右下にある「かんたん内申点計算」を使うと、自動で簡単に調べることができます。

- かんたん内申点計算 (北海道学力コンクール公式サイト)
まだ通知表の評定が出ていない場合も、予想しながら入力してシミュレーションするのもおすすめです。
北海道 中学のランク表
自分の内申点が計算できたら、下のランク表で「A」~「M」のどの範囲に入っているか調べてみましょう。
Aランク | 315点 〜 296点 |
Bランク | 295点 〜 276点 |
Cランク | 275点 〜 256点 |
Dランク | 255点 〜 236点 |
Eランク | 235点 〜 216点 |
Fランク | 215点 〜 196点 |
Gランク | 195点 〜 176点 |
Hランク | 175点 〜 156点 |
Iランク | 155点 〜 136点 |
Jランク | 135点 〜 116点 |
Kランク | 115点 〜 96点 |
Lランク | 95点 〜 76点 |
Mランク | 75点 〜 63点 |
内申点とランクの詳しい調べ方
内申点の計算方法
内申点ランクは、中学1年生、2年生、3年生の学年末の9科目の5段階評定で計算します。
- 中学1年末の9教科の評定の合計×2倍=90点
- 中学2年末の9教科の評定の合計×2倍=90点
- 中学3年年末9教科の評定の合計×3倍=135点
- ①②③の合計=内申点(315点満点)
また、中学3年生の2学期の9月、10月、11月に北海道のほとんどの中学校で行われる「学力テスト 総合 ABC」の結果も志望校決定の大きな判断材料とされます。
願書を提出する時点では中学3年生末の評定は出ていないので、2期末の3者懇談の時に学校から内示される9教科の評定で内申点を計算します。
北海道 2021年のランク別の割合
現在の5段階評定の方法である「絶対評価」は2002年のゆとり教育から導入されました。
「道コン受験者」中学の通知表オール3の割合
北海道高校ガイドブックのデータによると、2021年1月に実施された中学3年生の「道コン」の受験者で、内申ランクG(オール3)以下だった人の割合が全体の12.2%しかいないことが分かりました。
一方、2000年ごろまで行われてきた「相対評価」ではクラスの7%の人(35人クラスで2~3人)にしかつけることができなかった「5」も、現在の「絶対評価」では16%というデータがでています。(道コン受験者のみの割合)
参考:北海道高校ガイドブック
「相対評価」だったころの5段階評定の割合
日本の多くの学校では2000年ごろまで「相対評価」で評定を行っていました。
相対評価だったころの5段階評定の割合は、1クラスのうち、「5」…7%、「4」…24%、「3」…38%、「2」…24%、「1」…7%が目安でした。
北海道学力コンクール「道コン」とは
北海道学力コンクール「道コン」は中学1年生で3回、中学2年生で3回、中学3年生で 6回行われ、北海道の受験生の3割が受験する北海道で最大の公開模擬試験です。
北海道の多くの中学生が自分の学力や各校の合格ラインに達しているか確認するために「道コン」活用しています。
北海道の中学生 5段階評価の「3」は親世代の「2」が目安
現在の中学生のご両親世代の5段階評価は「相対評価」だったため「5」をつけてもらえる人はクラスで7%ほどでした。
ところが今の5段階評価の方法は「絶対評価」と呼ばれ、クラスの中で何%といった制限がなくなり、多くの生徒が「5」「4」の評価をもらえるようになりました。
そのため「3」をもらえれば平均的な学力ではなく、親世代の頃の「2」と同じとイメージしておくといいでしょう。