新聞コラムの書き写しをすると文章を読み取る力が付く効果があり、社会の出来事や時代の流れも自然と身に付くと言われています。
- 本を読むのも苦手
- 文章を書くのも苦手
- 漢字の読み書きも苦手
- 鉛筆の持ち方も苦手
- 字ももっときれいに書けるようになりたい
大人になってもそんな意識が消えることがなかった私も、新聞コラムの書き写しをはじめたひとり。
この記事では、新聞コラムの書き写しの効果や、実際に始めてみて感じている効果についてまとめました。
新聞コラムの書き写し「効果と魅力」
新聞コラムの書き写し効果
新聞コラムは日々のニュースが題材となっているので、社会の出来事や時代の流れも自然とわかるようになります。
- 毎日の社会情勢や出来事を知ることができ、コミュニケーションにも役立つ。
- 文章を読み取る能力が身に付く。
- 忘れかけた漢字や言葉を思い出す。
- 分からなかった漢字や言葉を学ぶ機会になる。
- 続けることで、プロの記者が書いた500~600字程の文章の構成や句読点の打ち方が身に付く。
- 字を書く機会が少ない人は字を書く習慣にもなる。
- 字を書くのが早くなる。
このように、新聞コラムはただ読んで書き写すだけではなく、多くのことを学ぶきっかけにもなります。
筆力の優れた記者たちが書く「新聞コラム」
雑誌などに掲載されるコラムと言えば、小説家や評論家、エッセイスト、芸能人など、書く人の職業はさまざまです。
一方、新聞の1面に掲載されるコラムは、筆力の優れたベテラン記者たちが書いています。
新聞コラムの書き写しを続けることで、ベテラン記者が書いた500~600字程の文章の構成や句読点の打ち方が身に付く効果も期待できます。
また新聞社により複数の記者がコラムを担当しているため、日によって「読みやすい」「読読みづらい」なども感じられるようになります。
読みやすいコラムばかりではなく、読みづらい文章も読み書き写すことで読解力がさらに身に付くと感じています。
新聞コラムの書き写しの始め方
新聞コラム専用のノートを用意する
各新聞社から発売されている書き写し専用のノートを使う場合は、コラムを切り取って貼るスペースや調べたことを記入する欄などがあるので活用しましょう。
もちろん市販のノートでも代用できます。
ノートに書き写す
新聞コラムの中の▼の印が段落です。
▼印も書き写し、段落を意識しながら書き写します。
分からない言葉や漢字を調べる
- 分からない言葉を辞書やスマホで調べたり
- 読み方や書き方が分からない漢字を調べ書く練習をする
ノートにはコラムを書き写すだけでなく、分からない言葉や漢字を調べ確認する工程をプラスすると沢山の知識や語彙を身に付けることもできます。
無料で読める「新聞コラム」はあるの?
新聞社によってはデジタル版で無料閲覧できる新聞コラムもあります。
47NEWSでは、無料で閲覧できる20社以上の新聞コラムを見ることができます。
北海道新聞から沖縄の琉球新報まで、日本中のベテラン記者のコラムを読み比べられるのも楽しいですね。
47NEWS 地方紙と共同通信のよんななニュース
https://www.47news.jp/news/column/47column
また、読む人により感じ方はさまざまですが、各新聞社により「堅い言い回しで書かれたコラム」だったり、「話し言葉のようにすんなりと心に入ってきてくれるコラム」などがありますが、読解力がついてくると様々な文章が読めるようになってくるのも新聞コラム書き写しの魅力です。
新聞コラムで「読み書き」が好きになる
地元新聞の1面の下の方に毎日掲載されている「新聞コラム」の要約が宿題となっていた高校時代。
本を読むことも文章を書くことも苦手で一番苦痛な課題でした。
そんな「新聞コラム」の書き写しも、大人になった今では美文字の練習文として活用しながら多くのことを学ぶきっかけとなっています。