もうすぐ子供の高校受験。
高校受験の合格祈願の定番といえば「絵馬」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ところで、神社で高校受験の合格祈願する時期っていつ行けばいいんだろう…
ということで、この記事では学問の神様として有名な太宰府天満宮の公式ホームページを参考にさせていただき、神社に合格祈願に行くベストな時期を調べてみました。
受験合格のご祈願をする時期は?
新年を迎える前の都合がよい時に
「学問の神様」として知られる菅原道真を祭る太宰府天満宮(福岡県)の公式ホームページによると、
「受験合格のご祈願は、新年を迎える前の都合が宜しい時(夏休みなど)にお早めにご祈願をお受けください。」
とのことでした。
余裕があれば新年に改めてご祈願を
「そして、余裕があれば新年に改めてご祈願をお受けください。」
と書かれています。
太宰府天満宮の特別受験合格祈願大祭は毎年10月18日
なお、太宰府天満宮で毎年10月18日に行われる「特別受験合格祈願大祭」は、学問の神様である菅原道真公が元慶元年(877年)10月18日、33歳の若さにして文章博士になられたことにちなんでいるそうです。
「学問の神様」として広くご崇敬されている天神さま 菅原道真公は、幼少の頃より勉学に励まれ、元慶元年(877年)10月18日、33歳の若さにして、学者として最高の位であった文章博士になられました。
このことにちなみ、10月18日に「特別受験合格祈願大祭」が御本殿にて斎行されます。学業における大きな成果を上げられ、受験合格の目標を達成されますよう祈願いたします。引用:太宰府天満宮 HP
合格祈願とは
「これから一生懸命頑張ります。ぜひ希望の学校に合格させてください」と神様に努力することをお誓いし、受験合格をお願いするのがご祈願です。
そして、神社よりいただいたお札をお祀りし、お守りを身近に持ち、そして努力していく姿に、神様はお力をお貸しになり、更に心の支えとなっていただきます。
引用:太宰府天満宮 HP
合格祈願「絵馬」の願い事の書き方
神様に「私は勉強を一生懸命頑張ります。ぜひ志望校に合格させてください」と神様に努力することを誓い、受験の合格をお願いするのがご祈願です。
願い事をする文章に決まりはないのですが、「自分は受験に合格するために努力をします」という気持ちが神様に伝わるように、心を込めた文章を書くことが大切ではないでしょうか。
「~ますように」と書く
「神様、私は努力します。なのでお力をお貸しください。」のよう気持ちで受験の合格祈願をしたい時には「~ますように」と結ぶ文が合いそうですね。
京都の晴明神社では、羽生結弦さんなど世界で活躍する方々が実際に書いた絵馬が飾られています。
羽生結弦さんの絵馬は「~しますように」と横書きで書かれ、最後に「名前」と「令和〇年〇月〇日」と日付が書かれています。
また、カナダの元フィギュア選手で振付師のシェイ=リーン・ボーンさんは絵馬に英語でメッセージを書かれていました。
縦書き、横書き、日本語にこだわらず、願いが神様に伝わるように心を込めて自分の言葉で書くことが大切なのだと感じます。
とくに活躍されている方の絵馬の書き方を見るとつい参考にしてしまいますよね。
願い事を「~する!」と宣言して書く
「〇〇高校合格!」
「志望校に合格する!」
と言い切るメッセージは、「私は勉学に励み努力をし、志望校に絶対合格してみせます!」と神様に誓っている印象をうけます。
「神様、私は努力します。なのでお力をお貸しください。」と心の中で神様に願いが届くように合格祈願をするときは「~ますように」と結ぶ文が合いそうですね。
絵馬の起源は?
東京都神社庁の公式ホームページに絵馬の起源について詳しく説明されていたので引用させていただきます。
絵馬(えま)の起源を教えてください 祈願または祈願成就の感謝の証として神社に奉納する、馬の絵を描いた額のことを「絵馬」といいます。
絵馬の形は、板の上部を山形にしたものが大半を占め、これにそれぞれの願い事を書いて奉納します。 日本では古くから、神さまの乗り物として馬が神聖視され、お祭りや祈願のときには、神馬(じんめ)といって生きた馬を神に奉納する風習がありましたが、その代わりとして、板に馬の絵を描き奉納するようになったのが絵馬の起源とされています。
絵馬が一般大衆に広まったのは、鎌倉時代以後のことです。その頃から、馬の絵の他にもさまざまな動物(キツネやへビなど、お祀(まつ)りされている御祭神と関わりのある動物)も描かれるようになりました。さらに時代が下るにつれて図柄は多様化し、病気平癒(へいゆ)を願う絵馬(例えば、目を病んでいる人のために目の絵が描かれている絵馬など)の他に、安産や子育てなどの絵馬が次第に増えてきました。
最近では入学祈願や就職、良縁を求めるための絵馬が増えています。
引用:東京都神社庁 HP
受験の合格祈願は年内と新年に
太宰府天満宮 公式ホームページによると、
「合格祈願はご都合が宜しい時にお早めにご祈願をお受けください」
「そして、余裕がございましたら新年に改めてご祈願をお受けください。」
とのことでした。
我が家のように何も調べずに呑気に考えていると、年が明けあっという間に新年になってしまいます。
初詣の時期になり高校受験まであと1~2ヶ月しかなくて大慌てで「絵馬」を書くことにならないように、合格祈願はお早めにとうぞ。