破れたお札の交換場所は銀行ならどこでも出来そうですが、郵便局のゆうちょ銀行やイオン銀行のように『両替業務』を行っていない銀行では新しいお札と交換することはできません。
この記事では、実際に一万円札を誤って真っ二つに破いた際に問い合わせて調べたことをご紹介します。
財務省のホームページで確認してみると
財務省ホームページの「よくあるご質問」によると
破れたお札の交換場所となる銀行を検索して調べたら 財務省のホームページのよくあるご質問にこのように記載してありました。
誤って紙幣を破ってしまった時や、汚損、損傷などの理由により使用することが困難となった紙幣については、日本銀行の本支店にて、新しい紙幣と交換できます。もし、使用するのが難しいと感じるような紙幣が手元にある場合には、お近くの日本銀行にて交換して下さい。
日本銀行ってどこにあるの?
日本銀行の本支店は日本銀行のホームページより確認することができます。
日本銀行のホームページ →日本銀行HP
日本銀行の支店一覧 → 日本銀行の本支店 [PDF 83KB]
日本銀行のある場所は本店のほかに全国に32の支店ととても少なく、自宅の近くに日本銀行の本支店があるというかたはほとんどいないといってもよさそうな状況かと思われます。
日本銀行では、破れたお札の交換を郵送でもできる?
日本銀行の場合ですが、郵送による引換えは行っておりません。
詳しくは日本銀行HPをご覧ください。
破れたお札の交換は銀行ならどこでも交換できる?
破れたお札の交換場所は都市銀行、地方銀行、信用金庫等でもできる
破れたお札の交換場所は、日本銀行以外の都市銀行や地方銀行、信用金庫等でも行っています。
うっかりお札を破いてしまったときに「破れたお札の交換」等のキーワードで検索すると、日本銀行の本支店で交換できるといった内容の答えをよく目にすると思いますが、日本銀行以外の都市銀行や地方銀行や信用金庫等でもお札を交換してもらえます。
郵便局では交換できない
郵便局(ゆうちょ銀行)は両替業務を行っていないため、破れたお札を新しいお札に交換することはできません。
郵便局では交換はできないけど通帳に入金という形で対応してくれる場合がある
ただし、ゆうちょ銀行の中には破れた紙幣を窓口で通帳に入金することで対応してくださる場合もあるようです。
こちらの記事で詳しくまとめていますので合わせてお読みください。
ネット銀行でも交換できる?
ネット銀行であるイオン銀行には店舗があるため問い合わせてみました。
イオン銀行は店舗もありますが紙幣の取り扱いがないため新札への交換(両替)は行っていませんでした。
なので他のネット銀行で店舗がある場合にも事前に問い合わせしたほうがよいでしょう。
破れたお札の交換に手数料はかかる?
破れたお札の交換に手数料はかかりません。
日本銀行の本支店や都市銀行、地方銀行、信用金庫等で無料で新しい紙幣と交換できます。
残っている紙幣の割合で交換できる額が変わる
損傷銀行券の引換基準
日本銀行では、銀行券が破れたり、燃えたりした場合には、表・裏両面があることを条件に、下記の面積基準で新しい銀行券との引換えを行っています。
灰になった銀行券は、その灰が銀行券であることが確認できれば面積に含みます。
引用元:日本銀行ホームページ
破いてしまったお札の交換金額は、紙幣がどのくらい残っているかによって決まります。
紙幣の2/3以上が残っている場合
図:日本銀行HP 損傷銀行券の引換基準より引用
破いてしまった部分を紛失していても紙幣の2/3以上が残っている場合は額面全額を交換してもらえます。
全体の2/5以上2/3未満が残っている場合
全体の2/5以上2/3未満が残っている場合は額面の半額として引き換えてもらえます。
全体の2/5未満しか残っていない場合
紙幣の全体の2/5未満しか残っていない場合は、残念ながらお札の交換はできません。
破れたものをつなぎ合わせると見た目よりも多く残っている場合もあるので、お札を破いてしまったときは破れたちぎれた部分もすべて持って交換に行った方が良いでしょう。